クリックで分類群を選択

2019年3月9日土曜日

アシボソアカザトウムシ Tokunosia tenuipes tenuipes Suzuki, 1964

My図鑑/ 節足動物門 Phylum Arthropoda/ 鋏角亜門 Subphylum Chelicerata/ ザトウムシ目 Order Opiliones/






触肢腿節下面には長い棘が発達する。
2018年03月21日 鹿児島県大島郡|奄美大島

 礫の間隙からシマアカザトウムシとともに出てきました。アシボソアカザトウムシTokunosia tenuipes Suzuki, 1964は以下の2亜種に分けられています。

アシボソアカザトウムシ Tokunosia tenuipes tenuipes Suzuki, 1964
分布:奄美大島、徳之島
ツブアシボソアカザトウムシ Tokunosia tenuipes tuberculata Suzuki, 1973
分布:沖縄島

 触肢腿節下面には長い棘を持ち、眼丘上に棘はありません。腹部第1~5背板が融合し背甲を形成します。本種の奄美大島・徳之島亜種では背甲が5区画からなりますが、沖縄島亜種は4区画からなる点で異なります。よく似たイシカワアカザトウムシは宮古島、石垣島、西表島、与那国島、尖閣諸島に分布していて、しばしば眼丘上に棘を有することが異なるようです。


参考文献

  1. Tsurusaki, N. (1995) Sungsotia uenoi gen. n., sp. n. (Arachnida, Opiliones, Phalangodidae), a Cavernicolous Harvestman from Northern Vietnam. Spec.Bull.Jpn.Soc.Coleopterol.,Tokyo, 4, 105-110.
  2. 鶴崎展巨・鈴木正將 (2015) ザトウムシ目. In; 青木淳一(編) 『日本産土壌動物 第二版-分類のための図解検索』 121-145. 東海大学出版会, 秦野市. ISBN978-4-486-01945-9

0 件のコメント:

コメントを投稿