画像は著作権で守られているものの、違法にアップロードされている画像が多いのも事実。そこで、入れられるのがウォーターマーク(透かし)だ。ウォーターマークによって法律的にどうこう変わるということは無いものの、違法アップローダーへの牽制にはなるのではないかと思う。photoshopを使っている人や、ある程度画像編集に慣れている人なら非常に簡単なことだと思うが、自分は最初苦労したのでここにまとめておこうと思う。今回は画像をネットにあげる前提で、画像に付加されているexif情報の消去も同時に行う。一般的なブログなら通常問題にならないものの、画像にexif情報が残っていると場所を特定される場合があるので、注意すべし。
今回の説明で出来ること
・ウォーターマークが入る場所が画像の右下なら、画像の縦横関係なく一括して入れることができる。Photoshopを使えば場合分けも可能のようだが、ここでは割愛する。・ウォーターマークの挿入と同時に画像のリサイズを行うことができる。ウォーターマークを入れずにリサイズだけ行うことも可。
・あらかじめpng形式のウォーターマークを作っておくこと。作成方法はこちら。
使うのはフリーソフトのPhotoScapeである。こちらのサイトからダウンロードすることができる。ウォーターマークを入れたい画像は複数フォルダにまたがっていても構わないが、最終的にできる画像は単一のフォルダに入れられることに注意すべし。
PhotoScapeを起動する。
上のメニュー欄から一括編集を選択する。
右の方にある「ホーム」を選択後、リサイズの「より長い方を調整」を選択。今回は画像の長い方を1600pxになるようにリサイズする。
「ホーム」の右にある「オブジェクト」を選択し、右の「...」をクリック、入れたいウォーターマークを参照する。
「...」マークの左にある鉛筆マークをクリックするか、画像をドラッグし、ウォーターマークをダブルクリックするとウォーターマークの透明度、位置、大きさを指定するウィンドウが出てくる。直接画像上のウォーターマークをドラッグしたり、拡大縮小することもでき、こちらの方が感覚的にわかりやすいかもしれない。この設定は保存されるため、次回から省略可能。OKを押し、右上の「すべて変換」をクリック。
下のExif情報を保持のチェックを外す。これにより作成される画像のExif情報は元画像のExif情報を反映しない。今回はファイルの保存先は「保存先に変更した写真を保存」、名前の設定は「新しい名前で保存」にし、新規ファイル名が「オリジナルファイル名+_logo」となるようにした。
保存を押すと処理が開始される。
outputフォルダの中に処理後の画像が保存される。処理後の画像にはウォーターマークが入っているはずなので、確認してほしい。
「オブジェクト」にはPhoto1~4までを設定できる。つまり、4種類までウォーターマークの使い分けが可能だ。複数のPhotoにチェックを入れれば、複数種類のウォーターマークを同時に入れることもできる。Photo1に横向き画像用のウォーターマークを、Photo2に縦向き画像用のウォーターマークを設定する。ウォーターマークの位置は画像の左上からのピクセル数で指定されるため、ウォーターマークの位置を画像の右下に設定すれば、もう片方のウォーターマークは画像外にはみ出てくれるので、画像の縦横を気にせずに一括してウォーターマークを入れることができる。
質問・指摘等あればコメント欄にお願いします。
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