成体♀ |
成体♀ |
尾鞭の基部付近から酢酸臭のする液体を出す。タイワンサソリモドキとは♂触肢膝節の桿状突起の形が異なる。♀は生殖版の形状で識別する。タイワンサソリモドキとは分布が被らないようなので、通常識別に困ることはないと思われる。
分布:沖縄島、久米島、伊是名島、徳之島、奄美大島、トカラ列島、口永良部島、硫黄島、竹島、九州(薩南半島、牛深、上甑島、福岡県糸島市)、八丈島、本州(兵庫
県神戸市、)、四国(愛媛県今治市、高知県幡多郡大月町)
福岡県糸島市、八丈島、本州、四国の個体群は外来と考えられている。牛深の個体群も外来である可能性が指摘されている。他にも本州、四国から偶発的な記録がある。
参照・参考文献など
・̪下謝名松栄 (2015) 鋏角亜門クモガタ鋼サソリモドキ目(ムチサソリ目). In; 青木淳一(編) 『日本産土壌動物 第二版-分類のための図解検索』 721-723. 東海大学出版会, 秦野市. ISBN978-4-486-01945-9
・Tsurusaki, N., Y. Okushima, 2016. Occurrence of a Whip Scorpion, Typopeltis stimpsoni (Arachnida, Thelyphonida, Thelyphonidae) in Okayama Prefecture, Honshu, Japan. Bulletin of the Kurashiki Museum of Natural History, 31: 37–38.
・国立環境研究所「侵入生物データベース」ーアマミサソリモドキー(2018年11月12日アクセス)https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/70500.html
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